ソルティー・シュガー“走れコウタロウー”発売直前にリーダー急死

公開日: 更新日:

 ところが、レコーディングが終了し、発売を待つばかりとなった5月10日、リーダーの池田(当時21)が急死する。ラジオ出演の待ち合わせに来ない池田の自宅に電話すると母親が「風邪で休みます」と返答。もう一度電話すると今度は「急死した」と。急性心不全であっという間のことだったという。

 池田は「走れコウタロー」の作詞と作曲の一部、さらに早口の実況中継も担当していた。残されたメンバーはショックを受け、一時は解散も考えたというが、池田の母の勧めもあり、遺志をつごうと1年間限定での活動継続を決めた。欠けたパートは脱退後、デザイナーとして活動していた佐藤が復帰し、穴を埋めた。

 7月5日にレコードを発売。瞬く間にヒットチャートを駆け上がり、130万枚を売り上げるヒットに。しかし、新リーダーの手塚は「ぼくら実力もなくて歌はへたくそ。プロの歌手の方には申し訳ないという気持ちでいっぱい」と発言。山本も「池田ってのはほんとに才能があったな。人間的にもできてたし。残されたぼくらはクズばかりですよ。今のぼくらがやってることといったら、池田の遺産を食いつぶしてるということだけだもんね」と語った。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出