芸歴34年の中山秀征さん 石原裕次郎から学んだ「絆」の世界
精神科医の名越康文さんが長年親交のあるタレント、中山秀征さんの“知られざる一面”に迫ります。5歳の時にフィンガー5のとりこになり、この世界を目指した中山さん。芸歴34年の人気者となった今、改めて、石原裕次郎さんから学んだ「粋」の世界に思いを馳せます。
Dr名越さん(以下敬称略)石原裕次郎さんとの接点は?
中山秀征さん(同) 実際にお会いしたことはないんですが、20歳の時、若き日の裕次郎さんのVTRを見て風貌、声、仕草に一目ぼれしたんです。それから裕次郎さんの出演作品をすべて見るわけなんですが、憧れるあまりに深夜番組で、僕が主演・監督を務める「おいらは平成の裕次郎」というコーナーまでつくっちゃった。
名越 “裕次郎さん愛”に満ちあふれてますね。
中山 1994年に主演させていただいたドラマ「静かなるドン」は「太陽にほえろ!」シリーズと同じ放送枠で、放送前に裕次郎さんのご自宅にうかがいました。その時、まき子さんから裕次郎さんの形見のブルーのネクタイをいただき、それはもう感激しました。