ピエール瀧から沢尻エリカまで 薬物に甘い芸能界を裏付け
3月にピエール瀧がコカイン摂取による麻薬取締法違反で逮捕されたのに続き、5月にはジャニーズのアイドルグループKAT―TUN元メンバー田口淳之介と小嶺麗奈が大麻所持で、11月になると田代まさし容疑者が覚醒剤で4度目、薬物事案では5度目の逮捕となる。同じ月には人気女優の沢尻エリカ被告が自宅マンションで合成麻薬MDMAなどを所持したとし麻薬取締法違反容疑で逮捕。この初公判が来年1月31日、東京地裁で開かれることになり、注目されている。
「NHKで『歌のお兄さん』を務めた沢田憲一被告、トレーダーのKAZMAXこと吉沢和真被告、元五輪選手でプロスノーボーダーの国母和宏被告と、薬物事件は他にもありましたし、また、沢尻被告からの連鎖で今後も逮捕者が出るのではないかとの見方は今も芸能界にあって目が離せません」(週刊誌記者)
捜査当局は東京五輪へ向けて違法薬物取り締まりを強化しているとされ、五輪開催までに大きな動きがあるかもしれない。
沢尻被告は事件によって、NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」を降板、さらに損害賠償請求の可能性もあり窮地に立つ。またテレビ局や映画会社、芸能プロダクションもドラマや映画などの出演契約を厳格化し、薬物事件が起きた際のリスク回避策を講じている。