タレント 毒蝮三太夫さん(78) 腸閉塞

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 治してくれようとしている人たちがいることに気づき、“いい患者”になろうと改心した。69歳で人生2回目、41日間の入院生活でした。

 後日、日野原重明先生にお会いしたら、「入院もいい思い出でしょ? 『入院学』を学べますからね。入院することによって自分が必要とされているか、反省すべきこと、やるべきことが見えてくる。病気の方の痛みがわかるようになる。これが『入院学』なんです」と教えてくださり、なるほどなと思ったよ。

 今はジムのプールで週1~2回は水中ウオーキング。20センチもある傷口が目立たないよう、日焼けマシンで肌を焼いています。はやりの「日サロ」だね。

 人間、1回は大病したほうが食事の仕方も気の持ち方も変わる。「一病息災」もありだと思うな。

▽どくまむし・さんだゆう 1936年、東京都生まれ。TBSラジオの「ミュージックプレゼント」は今年で46年目、「毒蝮流!ことばで介護」(講談社)、「ババァ川柳」(河出書房新社)を上梓。DVD「銀幕を知る男『毒蝮三太夫』が選ぶ 発掘!蘇る昭和の大スター映画」(中日映画社)シリーズが発売中。

【連載】独白 愉快な“病人”たち

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