著者のコラム一覧
森大祐整形外科医

整形外科全般診療に長年携わる。米国トーマスジェファーソン大学で人工肩関節の臨床研究を行い、2000例超の肩関節手術を経験。現在は京都下鴨病院で肩関節や肘関節、スポーツ障害患者に診療を行う。サイトで整形外科疾患の情報を発信。

1週間で2度の脱臼…「何度も繰り返すよ」と整骨院で忠告された

公開日: 更新日:

 高校時代、サッカーのプレー中に肩が脱臼し、耐え難いほどの激痛を経験。救急外来に当直でいた整形外科医に肩をはめてもらい、それからは普通にスポーツをしていたのですが、約1年後、また肩の脱臼を起こしました。

 この時は、行きつけの整骨院で治療を受けました。ベンチに腹這いに寝て、腕を垂らして少し引っ張り肩をはめる「スティムソン法」という整復方法で肩は元通りになりました。

「これで2回目か。脱臼はクセになるよ」

 帰り際、整骨院の先生に言われました。「外したら戻してあげるけど、整形外科に行って、ちゃんと診察を受けたほうがいいよ。試合中に外れたらどうする」とも。しかし病院は診察に時間がかかる。私はもう少し様子を見ようと、考えていたのです。

 ところがその1週間後。またもや「ごきっ」と……。整骨院の先生によれば、この脱臼は“たまたま”じゃない。1週間のうちに2度脱臼を起こすようになれば、3度目も十分にありうる。そうならないためにも、今度こそ整形外科医に、それも肩関節を専門とする医師に、ちゃんと診てもらって、とクギを刺されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…