その不調は更年期障害かもしれません(2)閉所恐怖症を訴える患者は少なくない

公開日: 更新日:

 40歳を過ぎたあたりから、さまざまな不調に悩まされる「更年期障害」。閉経を境に急激に女性ホルモンが減少し、自律神経が乱れて起こる病気だ。中には思わぬ症状から更年期障害と診断されるケースも少なくない。

 都内在住の50歳女性は、45歳ごろに、突然、顔から汗が噴き出す症状に見舞われた。猛烈な発汗に驚いたものの気にせずに過ごしていると、2カ月程度で症状は自然となくなった。それからは何事もなく過ごしていたが、今年1月、家族と訪れたお好み焼き店で壁側(鉄板を挟んで奥側)の席に座ったところ、突然、「外に出られない」「閉じ込められた」という恐怖感に襲われ、思わず店を飛び出した。

 別の日、子供たちとテーマパークで大スクリーンに映された映像に合わせて椅子が動くアトラクションを体験することに。座席数の多さから一度に数十人を収容できるが、人いきれで息苦しさを感じてパニックを起こし、「外に出してください!」と叫んでスタッフに救護された。

 6月からは、モワッとした生ぬるい外気に触れるだけで息切れを起こして立っていられなくなり、やがて自宅に引きこもるように。見かねた夫から「ただ事ではない」と心配され、近所の婦人科を受診。医師から受けた診断名は「自律神経失調症」だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース