「吉田のうどん」の強いコシと噛み応えにノックダウン
「吉田のうどん」を食べに富士吉田市に初めて行ったのは、20年ほど前。雑誌に紹介されているのを見て無性に食べたくなり、友人を誘って出掛けた。
現地に行ったら結構雪が積もっていて、友人所有の車体の低い車が動かなくなり、助けてくれた人に「こんな日に、こんな車で…」と小言を言われた。ピックアップしていた店は雪で休んでいるところもあり、それでも探し当てた店4軒をはしごした。
先日、河口湖に移住した友人を訪ねた際、「吉田のうどん」の店へ。富士吉田市の郷土料理のそれは、強いコシのある麺、甘辛い馬肉とキャベツのトッピングが特徴だ。ゴマ、山椒、唐辛子などを混ぜ合わせた薬味「すりだね」を途中入れ、味変するのもあり。
人気店で行列ができていたが、どんどんうどんがゆでられていてサッと提供されるため、列はサクサク進んだ。「中」の、さらに「麺少なめ」にしたので、器が置かれた時は「足らないかも」と思ったが、記憶を上回る噛み応えに、すぐ満腹になってしまった。家人は途中で「あごが疲れる」と嘆いていた。麺の太さが不揃いなのは、わざとなのかな。