「ありがとう、美しい人」ホームレスを救った女性の小さな親切に全米が大感動
ある女性の小さな親切と思いやりが、生きることに絶望したホームレス男性を救った──そんなエピソードが全米の感動を呼んでいる。
注目を集めているのは、「コール・トゥ・アクティビズム」という政治団体がSNSで紹介したケイシー・フィッシャーさんという女性の投稿。
場所や日付は不明だが、ケイシーさんは先日、ダンキンドーナツに行った時、道路の脇でホームレスの男性が小銭を拾っているのを目撃した。ケイシーさんは、男性にベーグルとコーヒーをごちそうし、座って話し始めたという。
男性は、ホームレスのせいで人々が自分に意地悪に接すること、ドラッグに溺れて身を持ち崩し、自分に嫌悪しか感じないこと、母親ががんで亡くなったこと、母親が誇りに思ってくれるような人間になりたかったこと、などをぽつりぽつりと語ったという。
そして別れ際に、「あなたに読んで欲しいものがある」と言って、紙片に何かを書いてケイシーさんに渡した(写真)。男性の姿が見えなくなってからその紙片を見ると次のように書かれていた。
「私は今日、自殺するつもりでした。でも、あなたのおかげで今はそんな気持ちは消えました。ありがとう、美しい人」
この投稿は人々の共感を呼び、X(旧ツイッター)への投稿の閲覧数は300万回を超えている。