前年比132%の売り上げ! いなば「カレーシリーズ」おいしさの秘密を商品開発チームに聞いた

公開日: 更新日:

 こうした商品の安心安全の取り組みの徹底については、「いなば食品の全てお客様への想いがある」という。

「食品メーカーとして、美味しさと安全を提供することが大前提ですが、それに加え、『ちゅ~る』などのメガヒット商品を扱うグループ会社・いなばペットフーズは『食品メーカーが生産している』という面で、お客様から強い信頼を得ていて、ブランドにもなっています。だから、猫ちゃん・わんちゃんそしてその飼い主様への信頼を裏切らないこと、それが。食品とペットフードを供給するメーカーとしての責務と考えているのです」

 味はピカイチで、衛生環境もいい。それでも消費者に届けるまでの段階で困難があった。国内のカレー業界でいなば食品は新参者。参入障壁は大きかった。

「販売店に商品の陳列をお願いするのが大変でした。小売店様の陳列棚という限られたスペースなので、老舗カレーメーカーの他社様との兼ね合いで、立場がとても弱かった。中身には自信がありましたが、商品を置いてもらえないことも少なくありませんでした。他社様がやっていない新しい売り出し方を考えなくてはいけない。より本格的な味を追求するためにも、タイで著名な女性料理研究家のプロイさんに監修を依頼しました」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…