かに、いくら、まぐろ、ほたて…おせち1000円アップも割安の海鮮発見!正月ぐらいはぜいたく三昧

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 年末年始は安い海鮮を狙え──。帝国データバンク(TDB)によると、2024年正月の「おせち」価格は平均2万6619円(標準的な3段重ねまたは3~4人前サイズ)だった。23年比で1158円(4.5%)、22年比2237円(9.2%)の値上がり。スーパーや外食チェーンなど110社・ブランドを対象に調査した。

「今シーズンは食材に加え、物流費や梱包費などのコスト上昇分の価格転嫁も目立ちました」(TDB情報統括部・飯島大介氏)

 今シーズンのおせちは中身によって、価格設定に差がある。ローストビーフの材料である牛モモ肉や輸入サーモンが高騰し、「洋風おせち」は大幅アップ。一方、和風の「海鮮おせち」は小幅な値上げにとどまり、価格を据え置いたケースの大半を占めた。

「おせちとしては、価格はやや上がりましたが、構成する海鮮食材は高騰したり、下落したりとマチマチです。おせちで揃えずとも、個別に安い海鮮を買うのもいいでしょう」(飯島大介氏)

 TDBの推計(11月時点の前年同月比)では、値を上げているのは数の子14%、輸入伊勢エビ13~14%、かまぼこ6%。逆に値下がりは、ずわいがに2~20%、いくら25%、まぐろ5~20%、ほたて6%だ。かにやいくらといった高級な海鮮類ほど大幅に下落しているのだ。

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