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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

警察署で告訴状の受理に時間がかかるのはなぜだ?

公開日: 更新日:

 告訴状を作成・提出し、捜査機関に受理してもらうというのは、弁護士の業務の一つです。われわれ弁護士は、告訴状を作成し、警察署まで持参して提出することが多いですが、実際に受理されるまでにはかなりの時間を要します。もっとも、時間がかかるのは手続きが多いからというわけではありません。警察官の方が受理することを渋るからなのです。

 先日も、約4時間、担当の警察官と押し問答を繰り広げた上で、なんとか受理されましたが、本来はこんなに時間がかかるものではありません。

 というのも、本来、警察官は、告訴をする者があったときは、管轄区域内の事件であるかどうかを問わず、受理しなければならないと定められています(犯罪捜査規範第63条)。例外的に、犯罪行為の内容が不明確であること、犯罪の不成立が明確であること、公訴時効が経過していることなどの場合は、受理する必要はありませんが、裏を返せば、このような事情がない限りは、告訴を受理しなければならないのです。

 しかし、警察署側は、あの手この手で告訴の受理を拒もうとします。

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