「新呑川湯」なんと132度! 懐メロ聴きながら「あー」「ぐぉっ」…1セット2曲が限界
「新呑川湯」(東京・大鳥居)
「新呑川湯」へは歩くなら京急空港線大鳥居駅から10分、京急蒲田駅東口から15分。羽田方面行きのバスなら「北糀谷」が最寄りのバス停になる。1956年創業で、5年前にリニューアルした。
カフェのようなエントランスを抜け、券売機で入浴料+サウナ代720円を購入。フロントで貸しサウナマット代100円、貸しタオル代20円を追加で払い、サ室のフックキーを受け取り、イ草敷きの脱衣場へ。
「お客さまがゆったりできる造りにこだわりました」と2代目の銭元建二さん。なるほど、ロッカー配置にも余裕がある。服を脱いで浴場に入ると、カランにはリンスインシャンプーなどが並んでいた。手ぶら客にはありがたい。
42度の浴槽内には絹の湯、高濃度人工炭酸泉のほか、背中や尻にボボボの冷水枕付き座風呂が2床。1つの湯船で3種の湯を楽しんだら、隣のガラス張り個室へ移動。
パルスマッサージバスは優しめのバイブラのラドン湯で40度。リズミカルな電気風呂で、エレキ恐怖症のボクでものんびりつかれた。
露天風呂には天井があるが、外気をしっかりと感じる東屋風。43度。広めのバイブラ湯船を堪能したところで、サウナにまいりましょう。
ドアを開けた途端、鬼アツ熱波に襲われた。赤レンガに囲まれたフィンランド製大型電気ストーブの上には、サウナストーンがゴロゴロと。設定温度は120度と聞いていたのに、なんと132度!
ゴツゴツとした岩ブロックの壁、スプルス材のL字2段ベンチは定員8人。ベンチにはマットが敷かれておらず、じかに座ったらヤケド間違いナシだろう。見れば、常連らしき人はマット代わりのタオルを持参していた。ストーブ寄りの上段に空席を見つけ、どっこいしょ。