5歳男児が青銅器時代の壺をガッシャーン!その後のイスラエル博物館の「神対応」に世界が絶賛
イスラエルの博物館で5歳の男の子が誤って青銅器時代の壺を倒して割ってしまった! この“大惨事”に対する博物館側の「神対応」に世界中から喝采が寄せられている。
惨事が起きたのは、8月23日、ハイファ大学のヘフト博物館でのこと。両親と一緒に博物館を訪れていたアリエル・ゲラーちゃんは好奇心にかられて、展示されていた3500年前に壺に触ったところ、倒れてガッシャーン!
壺はイスラエルの地中海岸カナンで発掘されたもので、ワインやオリーブオイルなどを運ぶために使用されていたと推測されている。
貴重な文化財を息子が破壊してしまったことを知った両親は真っ青に!
しかし博物館側は、入館者に「考古学的発見を何の障害もなく体験してもらう」ためにガラスのケースに入れるなどの措置を取っていなかったことを指摘。起こりえる事故だったとして、アリエルちゃんや両親の責任を問うことはしなかった。
さらにこの事故を、専門家がそのように割れた壺をどのように修復するかを学ぶ機会にして欲しいと、再度、アリエルちゃんを博物館に招待したのだ。
写真は、8月30日に博物館を訪れたアリエルちゃんがインバル・リブリン館長から説明を受けた際のひとコマだ。
ヘフト博物館では、今後も展示物を直に見られる状態を維持する方針だという。