どうやって? 心臓発作のカナダ人男性を心肺蘇生法で救ったのは飼い犬だった
心臓発作を起こしたカナダ人男性が、飼い犬による心肺蘇生法(CPR)で命を救われたと話題になっている。CPRは呼吸・心臓が停止している患者に対して胸を圧迫したり息を吹き込んだりして心臓と呼吸の動きを助ける救命方法だが、犬がどうやって……?
オンタリオ州ボンフィールドに住む退役軍人のダレン・クロッパーさん(57・写真中央=フェイスブックから)は約2年前、自宅リビングで深刻な心臓発作を起こして意識を失った。ダレンさんの命を救ったのは、当時1歳だったシベリアンハスキーとゴールデンレトリバーのミックス犬「ベア」(同左)だ。
ベアはなんとダレンさんの胸の上に繰り返し飛び乗って圧迫。それがCPRと同様の効果を生み、妻の通報で救急車が駆けつけた時、ダレンさんはすでに意識を取り戻していた。そして5時間にも及ぶ「三重バイパス手術」が成功し、命を取り留めた。
医師らによると、ベアの「CPR」がなければ、命を落としていた恐れもあったという。
ベアはこの功績が称えられ、先日、米ペットフード大手「ピュリナ」が運営する、人命救助した動物を表彰する賞を受賞。カナダではもちろん、米国でも改めて報じられ、驚きと称賛の声が上がっている。