「大阪・関西万博」電子チケット購入の煩雑さは高齢者にはハードルが高すぎる
いつのまにか万博の開催まで、あと2カ月を切った。
しかしおそろしいほど世間は盛り上がっていない。アンケートでは「万博に行く」と答えた人は全国で35%。6割の人間が「行かない」「興味がない」と答えている。運営側は1400万枚の販売目標を掲げているが、現時点の販売実績は774万枚と半分程度にとどまる。それも各企業に無理やり買わせた分を入れてだ。
「始まればなんだかんだ言っても入るさ」とタカをくくっている向きもあるが、果たしてそうか。
前売りチケットの購入時の手続きの煩雑さ、それも要因だとよくいわれている。たしかに今回の万博は予約が必要らしく、フラッと行って帰って来る、といった1970年万博で実際に中学生の私がやっていたようなフリーな見方ができないらしいのだ。
そこで、私も実際に前売りチケットを買ってみようと思った。
まずは公式ホームページにアクセスする。チケットを購入をクリックする。
するとかなりの種類のチケットが表示される。まず前売りチケットは、大人料金だけ書くと、開幕券(開幕から2週間限定)4000円、前期券(開幕から夏まで限定)5000円、早割一日券(会期中いつでも1回入場可能)6700円、あと通期パス(何回来てもよい)3万円など。まあ、どんなチケットか把握するのに時間がかかる。