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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

高額療養費の限度額引き上げ問題は「金がない病人は勝手に死ねば」と言われているようなものだ!

公開日: 更新日:

 とにかくややこしい。高額療養費の限度額引き上げの話だ。

 だいたい「引き上げ」って言われれば、「こっちに返ってくるお金の額が引き上がったのか、いいことじゃないか」って思っちゃうじゃないか。いやいや違う。逆だ。金は取られるのだ、今まで以上に。それも死と直面しているような大病と闘う病人からむしり取るのだ。「金がなければ勝手に死ねば」と言われているような、ひどい話なのだ。

 今まで病気や手術で入院とかしたことない人にはなんのことかわからないだろうが、高額療養費とは、ひと月の薬代や手術代などが多額になった時に、一定のお金が国から戻ってくるという甚だありがたい「日本っていいなあ」という制度だ。私も手術で入院した時にかなり戻ってきてとても助かった。

 この限度額が収入によって細分化されていて、そこがかなりややこしいのだが、平均年収で計算する。

 年収500万円の人の場合、例えば月に100万円医療費がかかったとして、健康保険が3割負担だから自己負担は30万円だ(この国民皆保険制度はほんとに素晴らしい。絶対死守したい。しかし国や大企業は、おそらくこれすらもそのうちなくそうとしているらしい)。

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