稼げる風俗嬢はインボイスに前向き 業界は戦々恐々だが…国税庁はニンマリ?
というわけで、風俗店はどこも消費税負担増に悲鳴なのだが、一方では、この機会にインボイスをとる選択をする女の子もいる。福原のソープに在籍するカオリさん(仮名)もその一人。彼女は風俗嬢の0.1%しかいない確定申告している稀有なソープ嬢だ。
「彼女は月に数十万円、年収にして1000万円近く稼ぐ中堅の売れっ子。将来自分で何かお店をやりたいという目標があってソープで働き始めました。無駄遣いもせずホストに狂うこともなく、まじめに貯金などをしています。そんな女の子だから、税金無申告で当局からとやかく言われたくないのでしょうね」(店長)
無申告のままだといつか税務調査に入られるのではないか? 銀行口座の預金も差し押さえられてしまうのではないか? そんな心配が逆にあるのだという。
「彼女が申告しようかどうか迷っていたときにちょうど、“有名AV女優が脱税の疑いで摘発された”というニュースがあったんです。2億4500万円の所得を申告せず、1億1550万円を追徴課税されたという事件だった。他人事とは思えず、これがきっかけとなって彼女は確定申告するようになったようです」(前出の店長)