見直される新興国投資…労働人口増で見れば、期待はグローバルサウスへ
これはグローバルサウスへの投資ともいえる。グローバルサウスに明確な定義はないが、一般的にはインドやブラジル、タイ、南アフリカなど南半球に多い新興国・途上国を意味する。
グローバルサウスへの投資を打ち出した投資信託も登場している。たとえばSBIアセットマネジメントの「EXE-iグローバルサウス株式ファンド」だ。グローバルサウスの対象となる国のGDP比率などを参考に資産配分を決めている。1月末時点の資産配分のトップ3は、インド、ブラジル、メキシコで、ピクテのファンドと共通している。新たな新興国投資としてグローバルサウスへの期待が高まりそうだ。
(ジャーナリスト・向山勇)