自民党・茂木幹事長の「裏金議員」厳正処罰意向に…《なら、あなたは?》と冷ややかな声
■裏金作りを巡る安倍派方式と茂木派方式の何が違うのか
茂木氏は自身の資金管理団体「茂木敏充政策研究会」から、国会議員関係政治団体ではない「茂木敏充後援会総連合会」に金を移動していたことが発覚。資金管理団体は使途公開ルールが厳しい一方、後援会組織は支出の公開基準が緩く、政治資金の流れが事実上チェックできない。
立憲民主党の蓮舫参院議員(56)は4日の参院予算委員会で、茂木氏の資金管理団体から後援会組織に移されたカネの総額が10年間で3億2000万円超に上っていたとし、「法律の抜け穴を使い、裏金をつくっている」「茂木派方式なんじゃないか」などと追及した。
茂木氏はこれまで「適正に処理してきた」と言っているのだが、この釈明は「裏金」を作ってきた安倍派や二階派の幹部らの説明と何ら変わらない。「なぜ、同じ事務所に拠点を置く、同じ会計責任者でありながら資金をわざわざ移し替える必要があるのか」「使途が明らかになっていないカネはどうなったのか」という疑問は解明されていないままだ。