ARE HD×リョービ 金価格の上昇傾向は続く…非鉄金属業界の2社を比較
金(ゴールド)価格の上昇傾向が続いているようです。昨年12月は1グラムあたり1万円を切る水準でしたが、今年11月下旬は1万4000円前後となっています。
ただ価格は日々変動し、米大統領選でトランプ氏の返り咲きが決まったあとは値動きが激しくなっています。
今回は鉄を含まない金属を意味する非鉄金属業界の「AREホールディングス(HD)」と「リョービ」の社員待遇を比較してみます。
ARE HDは1952年に大阪市で写真定着液から銀のリサイクル事業を始めたのがスタート。現在は銅やアルミニウムなど非鉄金属の素材供給が主な事業です。自動車、電機、建設分野に強みを持ちます。金をはじめとする貴金属リサイクルにも注力しています。
リョービは1943年に広島県府中市で設立。翌年2月、しょうゆ蔵を改造した工場でダイカスト(溶かした非鉄金属の合金を金型に高速・高圧で注入し、瞬時に製品を成形する鋳造技術)製品の製造を始めました。いまはアルミニウムを中心とした非鉄金属製品を扱い、特に自動車向けのダイカスト製品に定評があります。