大阪万博チケットさっぱり売れず…1100万枚完売しないと赤字に、損益分岐点1840万枚なのに販売済み約744万枚

公開日: 更新日:

 赤字問題は経産相直轄の万博予算執行監視委員会も問題視。18日の衆院経産委で共産党の辰巳孝太郎議員が、監視委員から「何を削るのか議論しておく必要がある、と再三にわたって出されている」と指摘し、支出削減について追及した。

 ところが、武藤経産相は「(監視委からの)指摘は承知している」とする一方、「具体的な対応方針については、博覧会協会において、支出抑制だけでなく収入の拡大策も含めて検討を進めていると認識している」とノラリクラリ。万博協会に丸投げの姿勢だった。

 万が一、赤字の場合にどう補填するのかは中ぶらりんのままだ。負担するのは、国か大阪府・市、はたまた財界か──。いずれにせよ、税金で穴埋めは許されまい。

  ◇  ◇  ◇

 今回の万博のシンボルとなるのが、外周2キロを誇る世界最大の木造建築物「大屋根」(リング)だが、パクリ疑惑について建築家の山口隆氏が疑問を投げかけている。●関連記事【もっと読む】で詳報している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  2. 2

    【独自】著者グループは架空? ベストセラー「反ワク本」に捏造疑惑浮上…製薬会社が調査結果公表へ

  3. 3

    佐々木朗希「争奪戦」から降りた球団の言い分とは? たった10億円超で手に入る金の卵なのに

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    ソフトバンクOB指摘 甲斐拓也の巨人移籍が「結果的にプラスになる」理由…《戦力激減で大打撃、という見方は違う》

  1. 6

    星野源“ガセ不倫”騒動の裏側、狙い撃ちされたワケ…新垣結衣がラジオ番組に電話出演して否定

  2. 7

    マクドナルド中学生殺傷事件「防犯カメラの映像」を公開できないのはなぜ? 元刑事が解説

  3. 8

    上沢直之がソフトバンクを選んだ納得の理由 「4年8億円」に対し日本ハムは単年提示だった?

  4. 9

    メジャーで人気沸騰も菅野智之に致命的“欠点”… 巨人関係者が不安視する「野手をウンザリさせてきた悪癖」

  5. 10

    自民・稲田朋美氏「安倍派5人衆」をヤリ玉に痛烈批判!裏金政倫審で意趣返し、“犬猿の仲”に矛先