北一輝が「統帥権干犯」の語で右翼や海軍を勢いづかせた
昭和史を俯瞰した時、ロンドン軍縮条約の締結には2つの勢力が対立したことを教えている。1つは浜口内閣、それを支持する民政党、海軍の条約派(財部彪海相を頂点とする)、そして昭和天皇とその側近たち(特に元老の西園寺公望、内大臣の牧野伸顕ら)である。この勢力は国際社会の協調路線を歩むと…
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