原稿用紙を何枚も破り捨て…迫水久常は極秘の終戦詔書を涙で濡らして書いた
太平洋戦争の末期、日本は平衡感覚を全く失っていた。つまり軍事の指導者層は正常な判断ができない状況に追い込まれていたと言ってもいいかもしれない。政治指導者たちの一部が辛うじて軍事の暴走を止めようとしていた。近代日本はその最終段階で、近代日本の出発点の矛盾を見事なまでに露呈したとい…
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