著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「自分の死後は万事監獄の処置に…」取り調べ刑事から女性としての辱めを受けた管野スガ

公開日: 更新日:
東京・新宿角筈の梅林(C)イマジンネット画廊所蔵/共同通信イメージズ

 堺利彦が1月24日に、東京監獄に面会に訪れた時は死刑が執行中であった。しかし監獄側から「本日は面会を差し止める」と言われて、忿懣やる方なく新聞記者に怒りを伝えている。そこで死刑判決が出た後に、被告たちと面会したときの様子を語っている。

 幸徳秋水の弁はすでに紹介したのだが…

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