最下位転落ソフトB 大きすぎた甲斐拓也が抜けた穴…チーム防御率もリーグワースト
昨季のリーグ王者がどん底に落ちた。
昨17日の楽天戦で逆転負けしたソフトバンク。六回に中村の3ランで先制したものの、終盤にリリーフ陣が大崩れ。楽天に3タテを食らい、3位から単独最下位へと転落した。
今季は開幕3連敗でスタートダッシュに失敗。それでも打線は復調の気配を見せており、チーム打率.253はリーグ2位。この日はオープン戦で右脇腹を痛めて戦線離脱していた正三塁手の栗原も、「3番・三塁」で復帰した。
問題は投手陣である。チーム防御率3.62はリーグワースト。同2.53でトップだった昨季と比べ、見る影もない。もちろん、投手個々の好不調もあるだろうが、果たしてそれだけなのか。
多くの球界OBらが指摘しているのが、長年、正捕手の座に君臨していた甲斐(32)の巨人FA移籍だ。キャンプで勃発した後釜争いは、いまもなお進行中。現在は海野(27)がチーム最多の12試合でマスクを被り、この日は渡辺(24)が先発マスクを被った。
球団OBが「捕手に重要なのは投手からの信頼感」と、こう続ける。