シリーズ「伴食宰相」(14)社会党委員長・村山富市の連立政権を支えた「戦争体験共有世代」

D群の中の村山富市首相も伴食宰相とはいえない。何しろ55年体制の与党と野党が連立政権を組んだのである。この事実は戦後日本の姿を解析するときの重要なヒントを与えている。つまり東西冷戦下の日本は巧妙な姿で、国際社会の一角に加わっていたことになる。言い方が直截的であるが、日本は擬態と…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,087文字/全文1,228文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
■関連記事
-
声を放つ 当事者の証言 三菱銀行立てこもり事件の犯人が通った酒屋の店主「月に1回くらい来て高い酒を注文していくんですわ」
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(78)「天皇を免責するためには、あなたの証言が重要である。自殺はしないように」(下村定陸相)
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(77)東條英機は戦陣訓をつゆとも意識せずに自決を図った
-
韓国で6.3投開票「李在明大統領」に備えよ (下)韓国で「国民」は、統合ではなく分断の言葉となった…深まる溝は埋まるのか
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(76)法規よりも東條陸相の示達が優先しようとした傲慢さ