混乱する東條英機が起こした自決未遂

東條英機元首相が昭和20(1945)年8月14日に秘書官だった赤松貞雄大佐に宛てて書いた、東條英機メモを紹介しているのだが、そこでは天皇に死をもって詫びなければならないと思っていると言い、「決して不覚の動作はせざる決心なり」とも書いている。要するにみっともない死に方はしないと決…
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