東條英機の自決を防いだマッカーサーの狙い
東條英機が自決の場として選んだ応接間の机に、一枚の写真が飾られていた。大東亜会議で自らが議長であり、参加国の指導者然であることを誇示する写真であった。東條にはそれが今次の戦争の誇りであったのだろう。部屋の隅には「大将の肩章と六個の勲章の略綬をつけた軍服をたたみ、その脇に軍刀三刀…
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