「旋風二十年」(9)私が取材で会った旧軍人たちの「認識」とは
東條が権力を握り、我が物顔に昭和10年代の日本の軍事を振り回したとの主張は、「旋風二十年」に限らず、戦後刊行された書籍に共通している。これはGHQ(連合国軍総司令部)の対日方針とも合致したのである。しかしここには矛盾もあった。東條一人だけで軍事を振り回すことはできたのか、という…
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