コロンビア大卒パレスチナ人の永住権を取り消し 大学を襲う「恐怖政治」に全米衝撃
トランプ政権下で弾圧はさらに強まっている。トランプ大統領は「今後も同様の逮捕が続くだろう」と明言。その直後、パレスチナ人のコロンビア大の学生リカ・コルディアさんも、抗議行動への関与を理由に国土安全保障省に拘束された。
抗議行動は憲法で保障された権利だ。その弾圧のために、学生ビザや永住権の剥奪をちらつかせる政府に対し、恐怖政治との反発が広がっている。
しかも大学への圧力はそこにとどまらない。政権はコロンビア大学に対する約600億円の補助金を停止した。ジョンズ・ホプキンズ大学は1200億円の補助金カットを受けて、研究者ら2000人の解雇を決めた。
これは、政権の方針にそぐわない言論を封じるために、自由な学びの場である大学そのものを解体しようとする動きだとして、多くの市民は強い危機感を訴えている。