おそらく最後は玉砕の参院選 これから次々と嘘がバレていく石破首相の「生き地獄」

ポケットマネー、政治活動と苦しい強弁を続けている首相だが、そう言っているそばから、次々とほころびが出てきている。誠心誠意説明すればするほど、苦しい言い訳を重ね、不信を招く無間地獄。このまま選挙戦なら玉砕戦法。
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連日、商品券問題で苦しい言い訳を続けている石破首相だが、発言の根幹を疑う連載が昨23日から朝日新聞で始まった。「自民党の金権政治」と題されたシリーズで、商品券問題の生々しい裏側を活写している。それによると、首相の商品券配布で関係者が取材されていることを聞きつけた政府高官が3月13日、石破事務所に確認を求めたところ、認めた。このとき、この政府高官は「ああ……」と嘆息したというのである。
「ああ……」にはもちろん、さまざまな意味があるだろうが、「嘘であってくれ」という希望が打ち砕かれた「ああ……」であり、「このタイミングでなぜ、そんなバカげたことを」の「ああ……」であり、「こりゃ、政権は持たないかもしれない」という「ああ……」であったのは容易に想像がつく。
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