国民民主党・玉木代表が“パワハラ女性議員”のクビを切れない裏事情…グダグダ会見で露呈したガバナンス不全の深刻度
党勢好調の国民民主党だが、日刊ゲンダイが再三報じた千葉県連のパワハラ問題はくすぶったままだ。
パワハラを訴えられたのは、岡野純子衆院議員と県連幹事長の天野行雄県議だった。訴えたのは工藤由紀子浦安市議。2023年春の市議選で初当選した前後から無視されたり、高圧的な言動を受け続けた結果、24年5月に適応障害の診断を受けた。同7月に離党すると、彼女に同調する形で県連所属の地方議員3人が続々と党を離れた。
国民民主は今月12日に倫理委員会とハラスメント対策委員会による合同委員会を設置。事実確認を行っているが、遅きに失しており、本気で調べる気があるのか不明だ。なぜなら、玉木代表は昨年6月時点で工藤氏と面会。少なくともその時点でトラブルを把握したはずなのに、合同委の調査開始はつい先日だからだ。