大阪の中学生3人が“美人局”の衝撃…被害者の大学生が転落死するまでの一部始終
エレベーターから2人の少年と少女が出てきたため、驚いた太田さんは慌てて7階に上がり、西隣にある4階建てのビルの屋上に飛び移った。それを見た3人は隣のビルの下で待ち伏せするため、1階へ。太田さんは改装中だった4階建てのビルから逃げようとして、誤って地上に転落した。
3人が1階まで下りると、路上に2メートルほどの血だまりがあり、黒い服を着た太田さんが頭から血を流して倒れていた。3人はその場から立ち去り、防犯カメラの映像などから関与が浮上した。
■犯行手口と役割分担
調べに対し、Bは「逮捕されるようなことはしていない」と容疑を否認。少女は「当日は大学生から金を取るつもりで、ビルで2人と合流した。大学生に声を掛けたら、突然、逃げた」と供述しているという。
少女とBは同じ中学で、Aとは共通の知人を通じて知り合った。少女は当時13歳だったBと交際中で、Bが事件当日、15歳のAに犯行を持ちかけていた。
「太田さんはその日、初めて少女と会う約束をしていたようです。少女がターゲットとなる男性を誘い出し、現場まで連れて行く。少年はあらかじめ約束した場所で少女と落ち合い、男性を脅す役割だった。少女は太田さんと会う直前、2人の少年と打ち合わせをしていた。少女は『SNSで知り合った他の男性も脅したことがある』と話していることから過去にも交際中の少年と美人局をやっていた可能性もある。今後、3人のスマホの解析を進める」(捜査事情通)
年端もいかぬカタギのガキンチョが、大人相手に美人局とは、恐ろしい時代になった。