全国の小学校から5000足を盗む…43歳「上履きコレクター」が絶対譲れなかった“こだわり”

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 自宅に踏み込んだ瞬間、捜査員は我が目を疑ったという。それだけ大量の上履きが部屋の棚や床に整然と並べられていた。その数は4000~5000足に及び、飾り切れない「作品」は、大事に段ボール箱にしまってあった。

 熊本県の小学校に侵入し、児童の上履きを盗んだとして、千葉県市川市の職業不詳、光沢昇聴容疑者(43)が先月29日、熊本県警熊本南署に建造物侵入と窃盗の疑いで再逮捕された。

 光沢容疑者は3月4~6日にかけて熊本市西区の2つの小学校と東区の小学校に侵入し、計43足の上履きを盗んだ。付近の防犯カメラには光沢容疑者がリュックを背負い、歩いて学校を後にする姿が写っていた。

「犯行時間は授業が終わる夕方以降です。児童が帰宅するため、上履きを下駄箱にしまうタイミングを狙っていた。市内の学校はセキュリティーが緩く、その時間帯は校舎や正門の鍵もかかっておらず、自由に出入りができた」(捜査事情通)

 調べに対し、先月8日、1回目に逮捕された際には「(捜査員は)私を陥れようとしている」と話し、再逮捕時も「混乱してます。答えたくありません」と供述していることから、捜査員も真意をつかみかねているという。動機については依然、明らかにしていない。

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