東京メトロ駅員が持ち主装い落とし物ネコババ…窓口担当者が悪質“成り済まし”を見抜いたワケ

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 社内システムを悪用し、落とし主に成り済まして犯行を重ねていた。

 東京メトロが保管していた乗客の遺失物をだまし取ったとして、同社元社員の米田陽斗容疑者(25)が詐欺の疑いで警視庁下谷署に逮捕された。

 犯行当時、東京・飯田橋駅務管区所属の駅員だった米田容疑者は4月28日午前11時ごろ、勤務地近くの東京メトロ飯田橋駅構内にある「お忘れ物総合取扱所」を訪れ、落とし物として保管されていた現金約16万円が入った持ち主不明の財布を受け取った。

「勤務時に社内の検索システムを使い、持ち主が分からない現金やICカードが入った財布やキーケースなど、落とし物の特徴を調べていた。取扱所の窓口で他人名義の運転免許証を身分証として提示し、他人のフリをして遺失物を受け取っていた」(捜査事情通)

 その後の社内調査で米田容疑者の犯行が発覚。本人は計6件、23万5458円の現金を詐取したことを認め、5月20日に退職した。

■うつむいたままで…

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