上村愛子から伊藤みきへ フリースタイル・モーグルは新旧交代
「ワクワクしています。次は私がメダルをという気持ちがある」
30日、東京都内で全日本スキー連盟による「TAKE OFF記者会見」が行われ、ソチ五輪でメダル獲得が期待される女子フリースタイル・モーグルの伊藤みき(26、北野建設)らが出席。まぶしい笑顔で、こう意気込みを語った。
福島県猪苗代町で行われた今年2月のワールドカップ(W杯)のフリースタイルで初優勝に輝くと、3月の全日本選手権では、モーグルの女王・上村愛子(33)を破って2冠を獲得。注目の新エースだ。
北海道や長野と比べて、積雪量の少ない滋賀県出身。子供の頃から車や電車で長野まで出かけてスキーの練習に励んだ。
教員である両親は文武両道を徹底。高校時代の同級生によれば、「宿題や課題が多いことで有名な学校でした。一般の生徒でさえ提出しきれないのに、伊藤さんは競技の練習をこなしつつ、課題もしっかりと提出していました」という。
田舎町で培ったずぶとさも武器だ。