ソチ五輪フィギュア女子代表の“大穴”は今井遥
フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦中国杯が2日、北京で行われ、女子フリースケーティングが行われた。
村上佳菜子(中京大)はフリー108.62点、合計165.95点で4位。今井遥(ムサシノFSC)はフリー95.51点、合計150.30点で6位だった。
今井は、最初のトリプルフリップ、続くトリプルループを丁寧に決めたが、3つ目のトリプルサルコウで転倒。優雅なステップを終えての後半も丁寧なジャンプを見せたが、コンビネーションが単発になるなど得点を伸ばす要素でミスが出てしまった。
その今井だが、浅田真央、鈴木明子、村上らの陰に隠れて目立たないものの、美貌に加えて最近ではスケーティング技術の評価も上がった。
08年の全日本ジュニア選手権で優勝、10年の四大陸選手権では5位入賞と実績を残しながら、大舞台ではもろさを露呈。世界選手権の選考会を兼ねた昨年12月の全日本選手権では表彰台を期待されたが、右足甲の故障もあってミスが続出。本来の滑りを披露できずに14位と惨敗し、今季の特別強化選手から漏れた。その約1カ月後に行われた東京国体では鈴木を抑えて優勝し、潜在能力の高さをアピールした。