メジャー球団 マー君の「投げすぎ」危惧も代理人に電話攻勢
田中将大(25)の渡米目的は、代理人のケーシー・クロース氏(50)とともにメジャー球団幹部と面談すること。本拠地の都市や球団の施設などを自分の目で確かめる格好の機会になる。
なにしろ田中には当初14球団が獲得に興味を示したといわれる。それが半分の7つに絞られたという報道があり、今回の渡米でさらにふるいにかけるともっぱらだが、「クロースの携帯電話を鳴らす球団は減るどころか14より増えた」(西海岸の代理人関係者)という。
今年のFAは特に先発が不足で、確実に2ケタ勝利を見込める投手がほとんどいない。だったらカネはかかってもエースになれる大物を獲得した方が得策と判断、かねて補強資金をプールしていた球団が意外にも多い。そういった球団が、ここにきて軒並み田中にシフトし始めたというのだ。
球団を絞り込むどころか、田中の選択肢はさらに広がりそうだ。
■GMが何より欲しがるメディカル情報
米スポーツ雑誌「スポーツ・イラストレーテッド」(電子版)は、田中がプロで通算1315イニング投げている点を危惧、「この年齢でこれほど投げている投手はメジャーでは35年間いない」と報じた。