体重114キロ ロッテ5番候補・井上は「動ける豚になりたい」

公開日: 更新日:

 キャンプで最も名を売ったプロ野球選手といえば、ロッテドラフト5位のルーキー、井上晴哉(24=日本生命、右投げ右打ち)を置いて他にはいないだろう。

 180センチ、114キロの巨体と風貌から、付いたあだ名は女子プロレスラーの「アジャ・コング」。キャンプではG・G・佐藤と相撲を取ったり、闘牛の背中に乗ったりと悪ノリばかり目立つ「ゲテモノ」と思いきや、バットでも連日快音を響かせている。

 紅白戦や練習試合など8試合で30打数13安打、打率.433、3本塁打、6打点。伊東監督も「開幕5番」を示唆しているほどだ。

 中央大学時代の監督で、評論家の高橋善正氏はこう話す。

「入学時からあの体形。遠くに飛ばすパワーは本物で、2年のオープン戦2試合目からずっと4番を打たせました。明るい子でしたが、野球に対してはマジメというか、意外と繊細。3年の一時期、打撃不振に陥ると、試合でも気のないスイングを繰り返すようになった。元気ないけど寝不足か? と聞くと『寝不足です』と。常備薬は飲んでおらず、『寝酒に焼酎を1杯飲めば眠れることもある』と言ったので、私の焼酎をあげたこともあった。それでもまた同じように元気がなくなったので、もしやと思って脳神経外科に行かせたほどです。責任感の強い子でしたからね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…