リオ五輪惨敗危機 JOCの遅すぎる始動に競技関係者呆れ顔
■ライバル国は準備着々
JOCは8月に各NFの代表者とともに現地を視察する予定。「8月に行く際には最終確認のつもりで事前に情報収集に努めて欲しい」と各NFに訴えたものの、出席者の間からは「8月ではいくら何でも遅すぎる。JOCの対応は鈍すぎる」と批判の声は少なくなかった。
日本のお家芸である競泳関係者はすでに自前で合宿地などの選定に入っていることを明かし、「リオやその周辺では施設が少ない。その上、米国や英国、豪州、オランダなどは早くから設備の整ったプールを押さえている。(JOCの)対応が遅いから……」と呆れ顔だ。
バレーボール関係者も「各国の五輪委員会はロンドンが終わった時点で4年後に向けて合宿地を押さえるなどしているのに、JOCは始動が遅すぎる」とバッサリだ。JOCの高田裕司・リオデジャネイロ五輪対策プロジェクト委員長は金メダル目標について「ロンドン(7個)の倍にしたい。日本選手にはそれだけの力がある。アドバルーンをあげないといけない」と話したが、掛け声倒れに終わりかねない。