春は「投手力」が光る…プロのスカウトが◎つけた4投手
21日に開幕する春のセンバツ甲子園。ズバぬけた実力を持った投手のいる高校が、あれよあれよと勝ち上がるケースは枚挙にいとまがないことから、「春は投手力」といわれる。
今大会にプロ球団が注目するような投手はいるのか、いるとすれば誰か。在京球団のあるスカウトに、こっそりと“エンマ帳”を見せてもらった。
二重丸の印がついていたのは全部で4人。
左腕では佐野日大(栃木)の田嶋大樹(182センチ、76キロ)、広島新庄(広島)の山岡就也(173センチ、70キロ)。右腕では日本文理(新潟)の飯塚悟史(185センチ、76キロ)と明徳義塾(高知)の岸潤一郎(175センチ、75キロ)だ。
田嶋は8日、常葉学園菊川(静岡)との練習試合で2回をピシャリ。6球団のスカウトが見守る中、速球は144キロをマークした。「今大会ナンバーワン投手」(在京球団のスカウト)ともっぱらだ。
山岡は昨秋の公式戦で計83回3分の2を投げ70奪三振。球速は140キロを超え、中国大会4試合すべてに完投したようにスタミナもある。