渡辺会長vs清武氏 法廷ヒートアップで裁判官が「冷静に」
「夫人の下着」「江川1億円」まで飛び出した
前回まで担当していた裁判長が、「これは渡辺さんと清武さんのケンカじゃないですか」と言ったそうだが、まさにその通りではないか。
巨人球団代表解任をめぐり、元代表の清武英利氏(63)と巨人側が互いに損害賠償などを求めている訴訟で5日、証人として読売グループの渡辺恒雄会長(88)、巨人の桃井恒和社長(67)、清武氏が揃って東京地裁の法廷に立った。
まず、桃井社長が原監督と清武氏の不仲を暴露した。
「2011年9月25日の昼過ぎに原監督から電話があった。来年も清武GMをやらせるつもりですかと。(デーゲームで)甲子園での(阪神戦の)試合直前だった。追い詰められていた。改めて2人の近くの人に聞いた。2人は以前のように話をしない。遠征先でも席を同じにしない。気まずい関係になっていた」
この裁判、コトの発端は11年10月20日に当時はオーナーだった桃井社長と清武代表が渡辺会長に来季の岡崎ヘッド留任の人事案を報告。一度はこれを了承しながら、CSファーストステージ敗退後に渡辺会長が「江川卓ヘッド、岡崎守備走塁コーチ」とひっくり返したというのが始まりだ。これを「人事の不当介入」と批判する清武氏に対し、渡辺会長が口火を切った。その20日の報告について、