「運動量少なすぎる」 釜本氏が「本田トップ下」を改めて疑問視

公開日: 更新日:

 以前から日本が抱える〈守備の課題〉が、すべて浮き彫りになった。

「先制される癖」も相変わらず。昨年のコンフェデ杯以来、先制されて敗戦という試合を何度見せられてきたことか。

 攻撃に関する熟成は進んでいる。後は個々の選手の動き、連係プレーの精度を上げていきたい。

 本田は、少しだけ復調の兆しが見られた。しかし、トップ下として及第点はあげられない。何度でも言う。「パスを出して終わり」ではダメ。運動量が少な過ぎる。ボールが入らなくても、本田が動けばスペースが生まれるので攻撃の幅、得点チャンスがもっと増える。

■大久保を自由にプレーさせろ

 南アW杯で「本田の1トップ」がハマったのは「本田は動かなくてもよかった」から。ザンビア戦の3点目だって「トップの動き」から決まったモノ。やはり本田のトップ下起用には、大きな疑問符が付くね。

 後半から出てきたFW大久保はいいね。最初は1トップに入り、後半15分にFW大迫が入ると右のサイドアタッカーを務めた。彼の場合、特定ポジションに縛り付けるのではなく、自由にプレーさせて「とにかくゴールを決めてこい!」と指示した方が、本領を発揮できるような気がする。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動