リーグ単独トップ11勝目 マー君が戦う「中4日の疲労」
ヤンキース・田中将大(25)が17日(日本時間18日)のブルージェイズ戦に登板。6回を1本塁打を含む5安打1失点、10三振、3四死球で11勝目(1敗)を挙げた。10勝で並んでいたブルージェイズのエース左腕バーリーを抜いてア・リーグ最多勝争いで単独トップに立った。
一回、レイエスへの初球。甘く入った146キロの直球を右翼席に運ばれる先頭打者弾を浴びる。その後も毎回のように走者を許しながらも、要所を締めてつけ入る隙を与えない。
下位打線にファウルでカットされて球数を費やし、苦しみながらも今季5試合目の2ケタ奪三振。強打のブルージェイズ打線を相手に粘りの投球を見せた。
田中は順調に白星を積み重ねてきたが、決して順風満帆ではない。
実は開幕から調整法に関して試行錯誤を繰り返している。メジャーの先発投手は通常、登板の3日前にブルペンで投球練習するのがルーティン。田中も投手コーチの指示に従ってブルペン入りするものの、その時の肩、肘の状態によって球数を20~40球の間で調整している。「中4日で登板するのに、毎回、力を入れてブルペンで投げられない」(田中)からだそうだ。