マー君が右肘故障…それでも玉砕覚悟でメジャーを目指すのか
「これも野球人生の試練だと思って受け入れるしかない」
と、うなだれる本人のコメントに、何を言うかっ、責任者出せ!と叫ぶ相手が、ええい、おらんじゃないか!
野球のピッチャーの全盛期は、たいへんに短い。昔、腕も折れよと投げ抜けと根性で投げさせた高校野球と、合理化して進歩したとはいえ、現代のメジャーリーグでも、野球の投手のリスクは変わらないのだろうか。
勇躍海を渡ってメジャーに乗り込んだのに、無理がたたって肘を故障した松坂、和田、藤川、五十嵐、なーんか対策は考えておらんかったのかおまえたち? これだけスポーツ医学が進歩している時代に、故障を未然に防ぐ手だてはないのか? しっかりせいよスポーツ医学!
かろうじて悪態をつく相手がスポーツ医学じゃフランク・ジョーブも気の毒だ。靱帯再生術「トミー・ジョン手術」を受けた投手は今や9人に1人ともいわれる。復帰できる確率は90%というが、ちと多過ぎやせんか。
投手に付きまとうリスクマネジメント。故障を承知で挑戦したのだから仕方ないとはいえ、行くピッチャー行くピッチャー、次から次へ、水杯を交わして出撃しては敵前に藻屑と消えるカミカゼ特攻隊の玉砕じゃあるめえしなあ。