「手術をさせてくれ」マー君の右ひじに医者が売り込み攻勢
米ニューヨークで右肘靭帯部分断裂の治療を始めたヤンキースの田中将大(25)。
PRP(プレートレット・リッチ・プラズマ)という治療法で、血液中の血小板を患部に注射して損傷部分の回復を促していくという。
もっとも、このPRP、治療の効果はまだ、医学的に証明されていないらしい。それだけに6週間後に確実に治る保証はないわけで、「今後の選手生命を考えたら一日も早くトミー・ジョン手術を受けるのがベストだ」という声も根強いとか。「ヤンキースが田中の手術に積極的」とウワサされるのは、そういった声が球団に届いているからでもある。
「ヤンキース球団の周辺には、ぜひともオレに手術をさせて欲しいという医師が殺到していると聞きます」と、地元紙のヤンキース担当記者がこう言った。
「トミー・ジョン手術の権威だったフランク・ジョーブ博士が、今年3月に死去。米国内にジョーブ博士の後継者といわれる人は何人かいても、彼ほど突出した実績があるわけではありませんからね。メジャーでブレークした田中の手術を請け負って復活させれば、知名度も実績も一気にハネ上がる。なので腕に覚えのある整形外科医は、ぜひとも自分に田中の右肘を切らせてもらいたいと盛んにヤンキースの周辺に売り込んでいるといいます。アメリカ国内で有名な整形外科医はもちろん、日本の医者からも手術をしたいという申し出があると聞きました」