靱帯部分断裂で戦線離脱…マー君の右ひじを壊した「四重苦」
ヤンキースは10日(日本時間11日)、右ひじを痛めて故障者リスト(DL)入りした田中将大(25)が右ひじ内側側副靱帯の部分断裂と診断されたと発表した。リハビリプログラムをこなしながら6週間後の復帰を目指すが、症状に回復が見られない場合は、「トミー・ジョン手術」に踏み切る可能性もあるという。
田中はここまで18試合に登板して12勝4敗、防御率2・51。順調なスタートを切った田中のひじがパンクしたのはなぜか。メジャーならではの環境がひじに負担をかけたのは間違いない。
メジャー公認球は日本の統一球と比べて大きくて重い上に、材質の違いから滑りやすい。ただでさえ扱いづらいボールを正確にコントロールしなければならないのだから嫌でも右腕に負担がかかる。
中4日の登板間隔も大きかった。日本は1週間に1回、つまり中6日で投げるのに、メジャーは中4日。100球が目安とはいえ、日本人大リーガーのほとんどが最初に戸惑うのは登板間隔が2日も短縮される点だ。
■過去35年で最多の投球回数