本命アギーレに足元見られ…代表監督選びの呆れたドタバタ

公開日: 更新日:

■足元が定まらない協会のお粗末

 チッチはクラブW杯優勝で評価を高め、ブラジル代表監督候補にも名前が挙がるようになった。「南米クラブ選手権(リベルタドーレス杯)に優勝して出場したクラブW杯では、決勝でイングランドの強豪チェルシーを破って欧州にも名前がとどろいた。相手チームを徹底分析し、長所を消して勝利をもぎ取る戦略家として知られている。人柄は謙虚で温厚。スタッフを大事にし、手柄を独り占めにするタイプでもない。次期日本代表監督として悪い選択ではないと思います」(CSの仏リーグ解説者・中山淳氏)

 ともあれ――。第1候補のアギーレには足元を見られ、チッチの売り込みには右往左往。一向に足元が定まらない今の日本サッカー協会は、お粗末と言うしかない。

 それもこれも、W杯1次リーグ惨敗に終わったザックジャパンの反省も検証もまともにせず、とっとと代表監督を決めて責任をうやむやにしようとするからだ。要するに日本代表をどうするか、明確なビジョンも確固たる方針もない。だから毎度毎度、次期代表監督選びにきゅうきゅうとしてドタバタを繰り返すのである。

 日本代表は4年後のロシアW杯で勝ち上がれるのか? 可能性は非常に少ないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭