ACミラン本田 開幕戦衝撃先制弾で今季“王様”君臨の予感

公開日: 更新日:

 昨季途中でミラン入りした本田は、不完全燃焼のままシーズンを終え、ブラジルW杯では日本惨敗の戦犯の1人と批判を浴びた。今シーズンからミランで指揮を執るインザーギ監督(41)も、プレシーズン中は本田の実力に疑心暗鬼だった。開幕戦の先制ゴールは、そうした逆風を一気に吹き飛ばすインパクトだ。

 セリエA開幕戦でのセンセーショナルな活躍といえば、98年フランスW杯後にペルージャに移籍し、ユベントスどの開幕戦で2ゴールを決めた中田英寿(37)がダブる。この試合以降、ヒデは一気にチームの主軸として認知されてボールがどんどん集まり始め、自分のリズムでプレーできるようになった。

「イタリアのサッカー関係者、選手、サポーターというのは現金なもので、開幕戦やダービーなど特別な節目の試合でゴールを決め、勝利に貢献した選手に格別の信頼を寄せる傾向が強い。ミランとペルージャとではクラブの格も実績も大違いですが、本田は開幕戦の見事な先制弾で周囲からの信頼を勝ち取り、これで2戦目以降はプレーしやすい環境を勝ち取ったのは間違いありません」(イタリア在住サッカージャーナリスト)。

 ミラン2季目も背番号10で迎えた本田。2戦目以降の活躍次第では、「王様」と呼ばれるかも知れない。


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情