原監督「3塁」明言 巨人はドラ1岡本で4番・村田を“肩叩き”
この男が貧打に泣いたチームの救世主になるか。巨人は1位で高校通算73本塁打の智弁学園・岡本和真内野手(18)を指名した。
楽天、ロッテと競合する可能性があったものの、フタを開けてみれば一本釣り。原監督(56)は「単独指名という形で願ったり。巨人にとってもファンも非常に喜んでいると思う。無限の可能性を秘めている。私も汗をかき、一緒に泥んこになりながら成長していきたい」と興奮気味に話した。本職は一塁で、三塁、外野もできるという触れ込みのポジションについては「一塁より大型三塁手に育てたい」とキッパリ言った。
将来は「4番・三塁」に。これは今季の開幕「4番・三塁」の村田修一(33)への“肩叩き”に他ならない。村田は今季、打率・256と不振にあえいだ。4番の座を守れなかったため、計8人が打つはめになった。原監督は来季は阿部や村田に頼らないチームをつくるという方針を打ち出している。とはいえ、岡本はまだ高校生。焦らずにじっくり育成するかと思いきや、「誰しもが大いにチャンスがある世界。ゆったりとやっていこうなんて人は誰もいないでしょう」と1年目でもチャンスがあるとした。